話題のスポットや、音楽、ショップ、グルメなど、そしてときどきマーケティングや金融のことを綴ります


by toyamanoie31013
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カテゴリ:金融( 5 )

混乱の中で

世界の金融マーケットが大きく揺らいでいる。
各メディアや金融機関のレポートは、金融の「不安」、「危機」、「混乱」などと異なった表現をしているが、慎重に言葉を選んで欲しいものだ。

さて、今回のベアー・スターンズ、FNMA(ファニメ)とFHLMC(フレディマック)、リーマン、AIGに関した、アメリカ政府のダブルスタンダードが俄かに注目されている。しかし、問題はそのプロセスやディスクローズであって、私はきちんとした論拠があり、決断した結果だと思う。

ベアーのときは、いわば初期ガンで、急激な信用収縮による対応で、マーケットを安定させる必要性があった。

FNMA(ファニメ)とFHLMC(フレディマック)は、その性質上から破綻させてはならぬ、いわば国王の息子が瀕死の重傷を負って、最先端の医療で全力を挙げて、命がけで救う必要性があった。
*米政府系住宅公社についてはこちらの記事が分かりやすい

リーマンは、ステージⅡぐらいで留めて置きたかったが、あっという間にガンが進行してしまい、オペをしたらステージIV、全身に転移して手の施しようがなく、オペを中止。

AIGは、ニッセイとみずほが同時に破綻するようなもので、そんなことになったら国家の金融不全に陥るので、深く考える余地はなく、大統領選前でもあるので即救済決定。

しかし、短期間でよくも次から次へかの国は決断するものである。

翻って日本。国家戦略も描けぬまま、瑣末な眼の前の争いに終始し、国民とかけ離れた次元で国家元首が決っていく。。。
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by toyamanoie31013 | 2008-09-17 22:28 | 金融
ミッドタウンのとっておきの場所。

それは、東京初出店のブティックでも、世界水準の味とサービスを誇るレストランでもない。

これまでの常識を覆す挑戦をしているところ。

2つの銀行がその答えだ。

スルガ銀行の「d-labo」
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ライブラリーコーナーの書籍のチョイスが抜群にいい。アート、哲学、歴史、そしてマネー。デザイン関係の本も充実している。思わず時が経つのを忘れて、過ごしてしまいそう。

また、定期的にセミナーやイベントを開催するようだが、銀行にありがちなお金や商品の説明はあえてしないようだ。

一回目の内容は、「d-laboから考える - 僕らは都市に夢を見るか」

ブレーンのテイストが色濃く反映している。継続性を持たせつつ、どのような方向性になるのか、しばらく目が離せない。

ちなみに、ドリンクバーはトランジットの運営。メニューがあるのでその中からチョイスできる。オリジナルドリンクがオススメ。

りそな銀行は、森田恭通のデザイン。ただし、こちらはスタッフが多く、高級感を出し店舗作りをしていて、人が気軽に立ち寄る空間になっておらず、入りにくい。話題づくり、ショールーム的な位置づけなのだろうが、いずれランニングコストの問題に直面するのではないか?
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週末も開いているので、混雑を避けてリラックスする場所としても最高。
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by toyamanoie31013 | 2007-06-08 23:28 | 金融

世界金融恐慌?

円高、株安が止まらない。

円キャリートレードの解消が、円高の理由だとマスコミははやし立てる。ここ数ヶ月、急激な円安で、その揺り戻しの影響もあるが、長年ゼロ金利を放置してきたことが、急激な為替変動をもたらしたとも言える。

香港やシンガポールは空前の土地バブルであるし、スペインのマネー誌でも、「日本で円を借りて家を建てる」、といった記事が載るほどの状態であった。円を取り巻く環境の何かが変だったのである。

そして世界同時株安。上海の下落が、今回の株安のきっかけだといっているが、はたしてそうなのか?上海市場が下落した2月27日は東京市場は影響を受けなかった。本当の理由は、上海市場の急落が原因ではないのに、いつしかそれが真実になってしまう。

しかも、上海市場は過熱感があった。つまり、下落する余地が大きいということ。

やっかいだ。
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by toyamanoie31013 | 2007-03-06 00:01 | 金融

投資の心理学

今回の金利上昇によって、また、今後数年は金利上昇傾向が続くと予想されることから、金融商品に対する関心度が高まっていくと思う。

昨年はライブドアに始まり、村上ファンドの問題なので個人投資家のマインドが大きく冷え込んでしまったが、ここにきてマーケットも好調で、徐々に個人投資家が戻ってきている雰囲気を感じる。また、今年のテーマである団塊の世代がどう動くかが、興味深いところだ。

日銀総裁が週末行った講演の模様が日経新聞に掲載されていた。

日銀の福井俊彦総裁は25日、都内で開いた「イエコノミー・シンポジウム」(日本経済新聞社主催)で講演し「家計は労働力を提供するとともに資金の出し手でもある。家計の金融資産のより有効な活用への期待が高まっている」と語った。家計が抱える約1500兆円の金融資産が投資に回って経済を活性化すれば「経済成長率が高まることも十分ありうる」と指摘。家計資産を生かし、日本経済の活力を増す必要性を強調した。

 福井総裁は「日本経済が再生を果たした現在、将来に夢を持ち、前に進める機会は着実に増加している」と指摘。そのうえで「人生にはつきものであるリスクを認識し、それにうまく対処しながら生活を経営していくことが要求される」と述べ、個人もある程度のリスクを取って積極的な資産運用をする必要があるとの考えを示した。


日銀総裁が投資を推奨するような発言に対し、批判的なコメントがあるようであるが、それは予想されたことで、その点について、どうこういうつもりはない。

ただ、投資経験の無い人が、電車に乗り遅れまいとして、いきなりマーケットに入っていることは避けなくてはいけない。投資には、知識・テックニックが要求され、その前提を持たないと投資で成功することはない。つまり損をしてしまう。

投資は、買うときは心理的にはフラットな状態で入っていくが、売るときは、価格による影響で心がフラットな状態にはない。買ったものに対して価格が高くなっていると、例えば、「もっと上がるからいま売るのは待とう」、と思ったり、反対に「よしよし、利益がでるから売ってしまおう」などと考える。下げれば、「きっと元の価格までもどるから、それまで待とう」などと、心理的な思いが交錯し、冷静な判断がしにくくなる。これが、普通の人の気持ちであり、当たり前のことなのだ。そして、それを分析した行動心理学は、ノーベル賞を受賞している。

しかし、マーケットでは、普通の心理で売買をしている限りは成功できない。極端なことを言えば、あたりまえに感じることや、思っていることに逆らって行動しないと損をする。

そして、こればかりは頭で理解していても、万人が正しい行動を取れるというわけではないから難しいのである。つまり、向き不向きの問題なのだ。

だから、「すべての人に株式投資を!」なんてことはありえないのである。
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by toyamanoie31013 | 2007-02-28 01:29 | 金融

利上げ見送り

利上げか、据え置きかで揉めた日銀の政策決定会合。

利上げを期待していただけに、今回の決定は残念。

理由は、明らかなる景気回復が見られるから。経済指標により若干のばらつきがあるが、景気の足腰は強い。身近な例を出せば、東京都の税収がバルブ期を越えて過去最高の4.9兆円。全日空のビジネスクラス利用は、昨年10月から一本調子で上昇し、1年間で10%以上増加。

とにかく、ゼロに近い金利状態は異常であり、できるだけ早期に是正する必要が、年が明けてから、政治がらみで利上げに対する牽制が相次ぎ、結果的に見送りされた感が強い。

日本は昨年、証券税制の税率見直し問題で株価が急落したように、政府のマーケットに対する配慮不足は、海外から不信感を持たれる一因にもなっている。

福井総裁は、これまでの日銀総裁の中でも金融政策に舵取りが抜群で、かつ、人格者でもあり、金融関係者からの評価が極めて高い。また、マーケットの対話を重視するタイプであり、政府を含めマーケット関係者のコンセンサスが得られないままの利上げは、株価を含め、マーケットに対するインパクトが大きいと判断し見送った感がある。

とにかく先送りは良くない。利上げした方がよい状況であると判断すれば、早期利上げだ。

次回2月の政策決定会合に注目している。
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by toyamanoie31013 | 2007-01-18 23:58 | 金融