話題のスポットや、音楽、ショップ、グルメなど、そしてときどきマーケティングや金融のことを綴ります


by toyamanoie31013
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「ブランドづくりの舞台裏」

春先からブランドに関するセミナーを受けている。

今期のテーマは

●モノをその性能や便益を武器にできるだけ大量に売る、という考え方に囚われているビジネス人は多い
●夢と哲学を出発点に、モノおよびサービスを媒体としてその受け手にハピネスを提供するという考え方は、議論としては分かるという人が出てきてはいるものの、多くの場合、ビジネスの実践を牽引するまでには至っていない
●座学を抜け出して、実際に現場で、ハピネスの提供、心地よさや格好よさの提供がどうやったらビジネス活動として機能するのか、を「実践」を前提に勉強する


受講しているメンバーが魅力的で、いっしょにお酒を飲みながらの会話も楽しいし、学ぶべき点も多い。

先日のマーケティングのブランドに関する師匠の「ブランドづくりの舞台裏」を受講した感想をメモ。

ここ数年、不正会計や食品業界の偽装事件が後を絶ちません。日興証券や、雪印、吉兆などの名門ブランドが、あっという間に消滅してしまいました。 これはインターネットを中心とする情報メディアを通じて、ネガティブなインフォメーションは、かつての想像を超えて、瞬時に広がり、巨大企業といえども、一瞬にしてマーケットから退場を迫られる事態が起こりえるのです。
ナイキやディズニー、シマノは、「嘘をつかない」、「愚直にやれ」など当たり前のことを、入社時の研修や、入社後もことあるごとに社員に伝えています。例えばディズニーは、アルバイトを含めたキャスト(従業員)は、膨大な数になりますが、夢を与えるファンタジーをビジネスとする彼らにとって、スキャンダルこそが最大の敵であると思います。 つまり、お客様に夢を与えるサービスを提供するのと、夢を裏切るような行為をしないことは、ある意味同義語なのです。
金融では、インサイダー取引などの不正が起こりうる状況が常にあり、それに対するペナルティーは厳しいものですが、実際はそのような事件がなかなかなくなりません。危機管理の専門家に聞いたところ、罰則をどんなに厳しくしても、不正はなくならない、兎に角、繰り返し、繰り返し、不正行為は悪であることを伝え続けること、つまり高い倫理観を持たせるようにすることが大切だということを云っていました。圧倒的な商品を作ることはブランドを形成するために必要ですが、これからの時代、理念や倫理を共有するガバナンスも、益々重要になってくるのではないかと思います。
各企業の事例を聞いて、強いブランドを持つ企業は理念と倫理観の共有を徹底的に実践していることが、強く印象に残りました。

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by toyamanoie31013 | 2008-10-16 00:57 | マーケティング