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by toyamanoie31013
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「CASABELLA」と建築論な夜

ミラノ発の1928年創刊の歴史ある建築・デザイン総合誌『CASABELLA』の日本版創刊記念イベント。
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(1回エントランスホールでは、バックナンバーの展示)

場所は、千鳥ヶ淵にあるイタリア文化会館。近隣住民から外壁の赤色が景観を損ねると騒動になっているこちらの建物。前々から訪れたいと思っていたが、なかなか機会が無く、今回初めての訪問でイベントも同様に建物も楽しみであった。

d0098729_0194778.jpgルーブル美術館、オルセー美術館の改装を手がけたイタリアの著名な建築家ガエ・アウレンティのコンセプトデザインによるこの建物は、さすがデザインの国イタリアのプライドが感じられる作りになっている。


地下1階にある「アニェッリ・ホール」は、椅子がお決まりの布では革で、これが長時間座っていてもお尻が痛くならないのである。また、恐らくコンサートホールを意識したデザインで、音響壁もしっかりしており、また、程よい傾斜でステージがどこの席からも良く見える設計になっている。d0098729_021276.jpg

本日はパネルディスカッションは、現代建築がテーマで、パネラーは、磯崎新氏、鈴木博之氏、隈研吾氏と、『CASABELLA』編集長のフランチェスコ・ダルコ氏。

隈さんがモデレーターで進行していったのだが、『Casa Bruuas』が何度か話題に引き出されていた。最近の若い建築家は、『JA』や、『新建築』  に掲載されるよりも、『Casa Bruuas』に載りたいという現象が起こっているらしい。それを受けて、磯崎氏が、「あれはグルメやファッションと同じであり、建築ではないと」と一刀両断。さすが、聞いていた通りの舌鋒の鋭さで名が知れたり論客である。また、印象に残った話として、「今世紀に入り、あまりにも大きな出来事が多すぎて、建築が議論されることがなくなった。建築と批評は前世紀までは一体であり、批評が建築をドライブ(前進)させてきた。」

ポストモダン建築を引っ張ってきた人らしいコメント。これは、建築に限らず、アート全般の世界にいえることだと思うが、批評がエネルギーを生み出し、新たなクリエイティブにつながる。

最近読んでいなかった建築関係の本を読みたくなる刺激を受けた夜だった。
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by toyamanoie31013 | 2007-01-26 23:24 | イベント