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by toyamanoie31013
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『不都合な真実』

『不都合な真実』_d0098729_23313429.gif前から見たかった話題作『不都合な真実』を観る。


まずはこの映画、より多くの人に観てもらいたい。最近の異常気象・災害は、温暖化がもたらすものであり、危機にさらされている地球がこれからどうなっていくのか、環境問題に関心を向けるきっかけ作りになる。

『不都合な真実』_d0098729_23315145.jpg本作品は、一瞬アメリカ大統領になったアル・ゴア氏の環境問題のスライド講演をドキュメントしたものである。1000回以上世界各国で講演し、また、大統領選挙を行ってきたほどの人物なので、スピーチ、講演が抜群に上手い。特に中国での学生に向けての講演シーンは、危機迫るほどの熱い、魂のこもったスピーチであった。

二酸化炭素の排出が、オゾン層を破壊し、温暖化による気象災害の発生や生態系の破壊をもたらす。ハリケーン・台風などの災害による経済的損失と、環境対策のコスト。それは、健康管理のコストと、医療費の関係にも似ている。健康を害して初めて健康のありがたみが分かるし、治療するコストよりも、健康の維持、病気予防の方がはるかに安上がりである。

二酸化炭素の排出問題の一番の犯人は京都議定書に批准しなかったアメリカであり、それは彼自身が良く分かっている。自動車と石油が国策産業でもあるアメリカは、環境にやさしいハイブリット車になると困るのである。GM,フォードがエコカーの開発に遅れを取り、トヨタなどの日本メーカーの追い上げに苦しんでいるのはこのためなのである。とにかく、アメリカにすぐに京都議定書に批准し、CO2の排出削減に本気で取り組んでもらわないと大変なことになる。

本日は、アル・ゴアが挨拶するジャパンプレミアで、最前列の取材クルーの中にこの人を発見。彼のスピーチの中で印象に残ったことば。日本語の「危機」の「危」はクライシス。「機」はチャンス。環境破壊という危機を知るチャンスと考え、学んだ知識を行動に移すことが大切だと言ってい。

TOHOシネマズ系で日曜日に500円で見られるエコサンデーキャンペーンを実施する。作った側も多くの人に観てもらうために本気である。
by toyamanoie31013 | 2007-01-15 23:28 | 映画