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by toyamanoie31013
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六本木戦争勃発

今年も新丸ビルグラントウキョウなど大型の商業施設が続々オープンするが、その中でも最大の注目は3月30日にオープンする東京ミッドタウン

六本木といえば、六本木ヒルズ。2003年に華々しく開業し、ヒルズ族なる言葉が生まれる一方で、回転ドアの事故、ライブドア事件など紆余曲折があった。

ここで、六本木ヒルズと東京ミッドタウンを比較してみたい。

      六本木ヒルズ        東京ミッドタウン           
ホテル: グランドハイアット      リッツ・カールトン
映画:  TOHOシネマズ       なし
住居:  六本木ヒルズレジデンス  パーク・レジデンシィズ
メディア:テレビ朝日、J-WAVE   なし
アート: 森美術館           サントリー美術館  21_21 DESIGN SIGHT

複合施設で、重要なポイントは、文化的要素を盛り込むこと。六本木ヒルズの最上階は森美術館。普通、ビルの最上階は、眺望というプレミアが付く。まして超高層ビルであればなおさらである。しかし、六本木ヒルズは、森美術館を核とする決意をした。美術館は、儲からない、いや儲けてはならないものである。常設展がベースで、安定的に入場者数が見込める美術館ではなく、企画展を基本とすれば、ボラティリティーが高くなる。その覚悟で、森さんは美術館を開いたが、文化の発信基地として充分に貢献している。

一方、ミッドタウンにはサントリー美術館ができる。隈研吾氏のデザインで、茶室も設けられ、その建築も楽しみなところ。また、「エデュケーション・プログラム」は、これまでの講演会を中心とした座学の枠を超え、体験型のワークショップやフィールド・ワークなど、さまざまなプログラムを実施するもので、こちらも見逃せない。

ヒルズにあって、ミッドタウンに無いものが、メディアと映画館。テレビ朝日とJ-WAVEは、タレントを使ったイベントが、ヒルズアリーナでいまでも頻繁に開催しており、集客に大いに貢献している。また、シネコンは、平日、週末に関わらず、幅広い客層を呼び込むことを特徴としており、また、レッドカーペットのプレミアム・プレレビューは、各種メディアがこぞって集まる。

一方、ヒルズになく、ミッドタウンにあるのが病院。東京ミッドタウンメディカルセンターは、大学教授の留学先でも有名な米国最高峰の医療機関「ジョンズ ホプキンス メディスン」との協力関係を日本ではじめて実現。ひとりひとりにやさしい「テーラーメイド医療」を提供する。しかも、アンチエイジングや、ニュートリションといった、アメリカの得意分野のサービスが受けられることになりそうだ。

そして、個人的に一番注目しているのが、21_21 DESIGN SIGHT
ここ数年、日本人の生活の中でもデザインが見直され、ヨーロッパのデザイン家具や、家電製品が売れている。これまでは、性能や価格といったものが購入判断の大きな要素であったが、デザインを重視する消費者が増えてきた。デザインへの関心と理解をムーブメントとして育てていくことを目指す施設が、いよいよ登場することにわくわくする。

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ヒルズに比べて、メディアなどの情報発信センターがないことは、マイナスであるが、病院がどう絡み合っていくかに注目している。

3月30日が待ち遠しい。
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by toyamanoie31013 | 2007-01-12 10:34 | マーケティング