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by toyamanoie31013
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『愛の流刑地』

今週の土曜日公開の『愛の流刑地』を一足早く観る。
『愛の流刑地』_d0098729_1195261.jpg

日経新聞の連載を読んでいないので、原作からどの程度、忠実に描かれているか分からないが、内容としては想像通りといったところ。

作者の渡辺淳一は、不倫の果てに、パートナーに自分自身の殺害を依頼、二人の時間を止めてしまうといった行為を通して、究極の恋愛のかたちを表現したかっただと思う。

渡辺淳一のトークショー(佐伯チズさんもいた)に参加したことがあるのだが、そのとき彼は、「誤解を恐れずに言うなら究極の恋愛は不倫である。」、と言っていた。恋愛は、結婚などの打算が働くが、不倫はただただ「恋」でとあると。前作の『失楽園』もそうだが、不倫をモチーフに男と女の情事を描き、最後は傍から見ると破滅的な結末を迎える展開は、単純といえなくもない。しかし、これだけヒット、つまり多くの人が関心を寄せるのは、ある種不倫が身近な出来事とゆうか、一般的に思われているほど特別なことではないのではなかろうか。

映画を観終えて、そんなことを思ったりした。

また、出演している俳優陣が豪華だった。豊川悦司、寺島しのぶ、長谷川京子、仲村トオル、佐藤浩市、陣内孝則、浅田美代子、佐々木蔵之介など。長谷川京子が色っぽい判事役で、現実離れしているのが少し気になったが、目の保養といういみでこれはこれで楽しめる。

しかし何といっても寺島しのぶのラブシーン。梨園に生まれた彼女が、劇中で見せる演技にただただ驚く。『ヴァイブレータ』 で、濡れ場は経験済みなので、抵抗感があまりなくなっているのだろうか?
by toyamanoie31013 | 2007-01-10 00:40 | 映画