話題のスポットや、音楽、ショップ、グルメなど、そしてときどきマーケティングや金融のことを綴ります


by toyamanoie31013
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『風の王国』刊行記念 五木寛之講演会

3連休の初日は大雨。

この雨の中、丸善丸の内店で行われる五木寛之さんの
『風の王国』の改定版(横組)が出版記念のトークショーに行く。

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書籍にまつわる話が中心かと思いきや、「雑品雑話」がテーマ。何でも、この日の大雨で、会場に来られるお客さんは10人ぐらいだと思っていたが、満席で、これぞ真の読者が集まっている。お年玉付で普段他では話さないプライベートなことを中心に進めていくのとこと。

やったー。すでにお年玉を貰った気になってしまった。

装丁の二上山に関して、天皇が高松塚古墳を訪問した際のエピソードや、座禅だけでなく立禅や歩禅があること、考古学者の網干善教先生の祇園精舎発掘の話などなど、まさに雑話で内容も濃く、引き込まれる内容。

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後半は、五木さんの書籍やお仕事にまつわるクイズ形式で、正解した人にサイン本などをプレゼント。私は、『他力』の英語版の出版年を正解し、サイン本と、石岡瑛子さん撮影・アートディレクションでニューヨーク・タイムズに掲載された全面広告をいただく。五木さんの写真がとてもハンサムで、かっこいい。

印象に残ったのは、世界的に著名な写真家Richard Avedon のインタヴューについて。彼はVOGUEをはじめとするファッション誌の表紙を撮影していて、華やかなイメージがあり、五木さんは皮肉っぽく「ベトナム戦争のときはどうしていたの?」と質問したそうです。彼の答えは「自分もベトナム戦争に行って、多くの写真を撮った。しかし、アングル、構成など写真家としの技術をもって、どれも美しい、すばらしい写真、作品になっている。これを発表することで、ベトナムの悲惨さが伝わらず、発表することを止めた」、というお話でした。

いつぞや、五木さんは本の中で、講演会でのっているときは時間をオーバーしてしまうと書かれていましたが、この日は時間を過ぎていました。

会場を後にすることには、心が軽やかに、すがすがしい気分になる、そんなすばらしい講演会でした。
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by toyamanoie31013 | 2007-01-06 20:58 | イベント